派遣の事務は何歳まで働ける?

公開日:2025/12/01

何歳まで

「派遣の事務は何歳まで働けるの?」と不安に感じる方は少なくありません。結論からいうと、派遣社員には法律上の年齢制限はなく、幅広い世代が活躍しています。とくに事務職は、年齢よりも経験やスキルが重視される傾向があります。ただし、年齢ごとに求められるスキルや採用されやすい仕事の傾向は異なるため、注意が必要です。そこで本記事では、派遣事務の年齢に関する疑問に答えるとともに、働き方のポイントを解説します。

派遣社員に年齢制限はあるの?

派遣社員には、原則年齢制限は設けられていません。正社員とは違い、年齢に関係なく働き続けることができます。実際に、20代から50代まで幅広い年齢層が派遣社員として働いており、経験やスキルを活かして活躍しています。

派遣スタッフの年齢分布

一般社団法人日本人材派遣協会「年齢階級別・性別派遣社員数」によると、女性の場合「15歳~24歳 5.7%」「25歳~34歳 20.7%」「35歳~44歳 24.1%」「45歳~54歳 31.0%」「55歳~64歳 11.5%」「65歳以上 6.9%」となっています。男性の場合は「15歳~24歳 7.5%」「25歳~34歳 20.8%」「35歳~44歳 18.9%」「45歳~54歳 20.8%」「55歳~64歳 13.2%」「65歳以上 18.9%」という結果でした。

このように、男性・女性問わず、幅広い年齢層が派遣社員として働いています。ひと昔前までは「若い世代が派遣社員として働いている」というイメージがありましたが、近年は約半数が40代以上の世代であり、年齢を重ねても派遣社員として活躍することができます。

派遣会社によっては特定の年齢層に特化しているケースもある

上記のように、現在においては幅広い年齢層が派遣社員として働いていますが、派遣会社によっては特定の年齢層にフォーカスしてスタッフを募集しているところもあります。その理由としては、派遣会社で取り扱っている求人が一部の年齢層に偏っていることがほとんどです。

たとえば、20代向けの未経験者向けの事務職に強い派遣会社や30~40代の経験者向けに特化した派遣会社、50代以上のミドルシニア向け求人に強い派遣会社など、取引している企業の求人内容によって方向性が分かれます。そのため、派遣会社を選ぶ際には、募集している年齢層や取り扱っている求人の内容をあらかじめ確認しておくと安心です

派遣社員の種類ごとの特徴やメリット

派遣社員の働き方には、いくつか種類があります。ここでは、派遣社員の主な働き方とその特徴・メリットを紹介します。

登録型派遣

「登録型派遣」は、もっとも一般的な働き方です。派遣会社に登録し、仕事が入ったタイミングで紹介を受けて働く形です。柔軟に働きたい方や、期間を決めて働きたい方に向いています。

事務未経験でも応募できる求人も多く、スキルアップしながら仕事を選びたい方に適しています

無期雇用派遣(常用型派遣)

派遣会社と無期雇用契約を結び、安定した雇用のもとで派遣先へ出向く働き方です。基本的に契約期間がなく、派遣先の業務が終了しても給与が保証されます。安定性が高いため、30代以降のスタッフに人気があります。

紹介予定派遣

一定期間派遣社員として働いたあと、本人と企業の双方が合意すれば正社員や契約社員として直接雇用に切り替わる制度です。正社員を目指したい20〜30代はもちろん、安定した働き方を求める40代にも向いています。事務系求人では紹介予定派遣の需要が高い傾向があります。

【年齢別】派遣社員として働き始めるときのポイント・注意点

ここでは、年齢別に派遣社員で働き始めるときのポイントや注意点を解説します。

20代から働き始めるときのポイント・注意点

20代はポテンシャルが評価されやすいため、未経験でも応募可能な事務職が豊富です。研修制度が充実している派遣会社も多く、働きながらスキルを磨くことができます。

ここで基礎的なPCスキルやビジネスマナーを身につけておくと、30代以降のキャリア形成に大きく役立ちます。キャリアアップを意識して、一般事務だけでなく営業事務や総務などにも挑戦すると将来の選択肢が広がります。

また、将来的に正社員として働きたいと考えている方は「紹介予定派遣」を利用するのもひとつの手です。紹介予定派遣の求人を豊富に取り扱っており、正社員登用の実績が豊富な会社を選ぶことで、効率よくキャリアアップが目指せます。

30代から働き始めるときのポイント・注意点

30代の場合は、結婚や出産などのライフイベントを経て、社会復帰を考えているケースが多く、比較的自由度の高い職場を選ぶことで満足のいく働き方を実現しやすくなります。派遣社員として働き始める際には、将来のライフプランを立てることが大切です。

マイカー・マイホーム購入や子どもの教育資金など、大きな出費を踏まえて働き方を検討しましょう。毎月の積立額が明確になると、目標とすべき姿がはっきりと見えてきます。

また、派遣社員として働き始めるにあたって職種や業種のキャリアチェンジを検討している方は、キャリアプランを見据えて慎重に判断することをおすすめします。どんな職種でも、ブランクがあると知識やスキルが陳腐化しやすく、元の職種に戻りにくくなる傾向にあります。

これまで経験したことのある職種で経験を積みたいと考えている場合には、なるべく同じ業種で仕事を探すといいでしょう。一方、新しい業種にチャレンジしたいと考えている場合には、その先5~10年のキャリアプランを立てて行動しましょう。

40代から働き始めるときのポイント・注意点

40代だと、子育てがひと段落して本格的な復職を考えている方や時間や場所の制約が少ないライフスタイルに合った働き方を模索して派遣を検討している方が多いことでしょう。40代から派遣社員として働き始める場合は、これまで培ってきた経験やスキルを活かせる働き方を優先しましょう。

派遣会社によっては、特定の領域に特化して募集しているところもあります。とくに派遣事務の場合は即戦力が求められることが多いため、これまでのキャリアで培った専門性を活かせる業種を選ぶようにしましょう。

なお、派遣会社では公式サイト上に求人の一部を公開しているケースがほとんどですが、なかには登録者にのみ紹介している非公開求人も存在します。ますは複数社に派遣登録したうえで、なるべく多くの求人をチェックするのがおすすめです。

50代から働き始めるときのポイント・注意点

50代は、これまでの人生経験を経て、自分に合った働き方が明確になってくる年代です。仕事選びにおいては「これまでのキャリアを活かしたい」あるいは「なるべく負担のない働き方をしたい」というタイプに二極化しやすい傾向にあります。

派遣会社を選ぶ際には、ミドルシニア向け求人が充実しているかどうかを確認しましょう。50代以降の派遣社員を積極的に受け入れている派遣会社であれば、自分に合った就業先が見つかりやすいでしょう。

また、これまで培ってきた経験やキャリアを活かして働きたいという方は、その領域に特化した派遣会社を選ぶことが大切です。ただし、職種や業種を重視しすぎると、なかなかマッチングできないこともあります。50代以降で「派遣先がなかなか見つからない」という方は、自身の経験やスキルを細分化し、希望する求人領域を広げてみましょう。

たとえば、企画営業での経験があるのであれば「資料作り」「顧客とのコミュニケーション」「数値管理」などの経験・スキルをアピールできます。そのなかで、顧客とのコミュニケーションに着目すると、営業アシスタントや販売員、コールセンターなどの職種も候補のひとつになります。

これまでと違った職種にチャレンジしやすいのも派遣ならではの魅力です。ポジティブな姿勢を崩すことなく、積極的に新しい仕事に挑戦してみるといいでしょう。

まとめ

派遣社員は明確な年齢制限がなく、20代からシニアまで幅広い年代が活躍しています。とくに事務職は、年齢を問われる傾向が少なく、40代・50代でも挑戦しやすい傾向にあります。ただし、年代によって求められるスキルやアピールポイントが異なるため、自分の強みや希望する働き方を整理することが大切です。また、派遣会社によっては、特定の領域に特化しているところもあります。自分と同じ年代が多く活躍している会社であれば、自分に合った働き方が見つかりやすいでしょう。派遣社員としての働き方が気になる方は、まずは複数社に登録して比較してみましょう。本記事が参考になれば幸いです。

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会社名の画像 引用元:https://www.tempstaff-forum.co.jp/
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