事務職に向いている人・向いていない人の特徴は?

公開日:2023/09/15 最終更新日:2024/10/10

事務職と聞くと、一日中座っている人、パソコンを常に触っている人などの印象を持ちます。もちろん間違ってはいませんが、普段難しくて避けてしまいがちな事務処理や経理などを担当しています。事務職にも向き・不向きがあるので、当てはまるかを確認してみましょう。また、事務職以外におすすめの職業についても紹介しています。

事務職に向いている人とは


事務職に向いている人は、臨機応変な対応ができる人、パソコンスキルを持っている人、気配りができる人です。事務職はパソコンと向き合っていますが、コミュニケーションも大切にしたい職業。

緊急の仕事はその日のうちに片付ける必要があるので、対応力も問われる業種でもあります。

臨機応変に対応できる人

臨機応変に対応できる人は、事務職に向いているといえるでしょう。仕事には急な変更はつきものです。どの業種でも必ず緊急で対応しなければいけない内容はあります。

ただ単純に処理をこなしているだけでなく、エラーへの対応、ほかの部署からの相談窓口なども事務職の仕事のひとつです。必要なときに必要な対応を取れる対応力が必要です。臨機応変に対応できる力を持っている人は、事務職に向いているといえるでしょう。

パソコンスキルを持っている人

パソコンスキルを持っている人は事務職に向いています。パソコンスキルのなかでも、タイピングが早いことはとても重要です。パソコンを使って事務処理をする機会が多いので、ミスタッチが少なく、適切に文章や数字を入力できることが求められます。

さらに、MOSを持っていることやGoogle Driveを使いこなせると即戦力となれるでしょう。パソコンスキルは、処理の速さに大きく関わるので、必ず持っておくべきスキルともいえます。

履歴書でのアピールにもなるので、資格として所持しておくのがベストです。

気配りができる人

気配りができる人は、事務職に向いています。事務職は、コミュニケーションが大切な仕事です。書類を通してほか部署との連絡を取る機会が多いので、相手の忙しさなどを配慮して要件を伝えられるなどの気配りが求められます

また、窓口対応でも、説明に不備がないように説明することや、小さなミスを見逃さないように確認できることが必要です。そのため、一緒に働く同僚にも、仕事で関わるほか部署の人にも、気配りができる人が向いています。

細かい作業が得意な人

事務職が担当する仕事は、ミスが許されない業務が多いため、細部に注意を払う能力が必要です。書類の管理やデータ入力など、正確な作業を求められる場面が多いため、細かい作業が得意な人が向いています。

コミュニケーション能力が高い人

事務職は他部署や外部とのやり取りが多く、円滑な業務進行のためにコミュニケーション能力が求められます。メールや電話でのやり取り、会議の準備など、周囲を巻き込んで仕事を進める機会が多いため、コミュニケーションスキルが求められます。

時間管理が得意な人

多くの業務を効率的にこなすためには、優れた時間管理能力が必要です。スケジュール管理やタスクの優先順位付けが上手な人は、事務職でのパフォーマンスが高くなります。

長時間集中して作業できる人

事務職の業務は繰り返し作業が多く、長時間にわたる作業が必要となることがあります。そのため、忍耐力があり、集中力を持続できる人は、事務職に向いているといえます。

事務職に向いていない人とは


事務職に向いていない人もいます。体を動かしながら仕事がしたい人、大きな成果を目標としている人、1人で黙々と作業をするのが好きな人です。事務職に向いていそうな働き方でも、実は向いていないことがあるので、確認しましょう。

仕事は身体を動かしながらしたい人

仕事は身体を動かしながらやりたい人は、事務職には向いていません。事務職は、座ってデスクワークをしていることのほうが多いです。

アクティブに体を動かして仕事がしたいと考えている人には、窮屈に感じてしまうかもしれません。ずっとではなくても、適度に動きがあったほうが良いという人も、物足りなく感じてしまうので、他の仕事を考えても良いでしょう。

大きな成果を期待する人

大きな成果を期待する人は、事務職では物足りないかもしれません。事務職は、営業のように大きな成果を上げることや、企画のようにプロジェクトを成功させるなどのゴールがありません

社長賞を狙うなどの大きな野望を掲げている人は、事務職ではなく、それ相応の部署へ行くことをおすすめします。

1人で作業をしたい人

1人で作業をしたい人も向いていないかもしれません。一見向いていそうな傾向ですが、コミュニケーションを取らないという点が、向いていないと判断される理由です。

落ち着いた職種ではありますが、コミュニケーションは密に取って、ミスを防ぐことが重要です。仕事の分配なども、進捗状況を報連相しなくてはいけないので、一人で作業をしたい人は向いていないと言われています。

変化を好む人

事務職はルーチンワークが多く、毎日の業務に大きな変化がないことが一般的です。そのため、常に新しいことに挑戦したいと考える人には、事務職は退屈に感じられるかもしれません。

細かい作業が苦手な人

事務職では正確さが求められるため、細かい作業が苦手な人には向いていない可能性があります。ミスが多いと業務に支障をきたすため、注意力散漫な人には難しい仕事といえます。

コミュニケーションが苦手な人

事務職は多くの人とやり取りをすることが求められるため、他人とのコミュニケーションに苦手意識がある人には難しい職種です。

ストレス耐性が低い人

外部とのやり取りや、他職場との調整業務など、プレッシャーのかかる業務が多くあります。事務職では、ストレスに耐えながら正確に作業を進めることが求められます。

ストレスに弱い人は、この点で苦労することが多いかもしれません。

事務職以外の選択肢は?


事務職以外の選択肢としては、接客業、エンジニア、webデザイナーがあります。人と関わる仕事、1人で作業ができる仕事を紹介します。

接客業

接客業は、動いて仕事をしたい、人と話して仕事がしたいという人に向いています。事務職では物足りなさを感じている人にもおすすめです。明るい性格や、アクティブで行動力のある人に向いているでしょう。

エンジニア

エンジニアは、事務職と同じくパソコンに向かって作業をする仕事ですが、1人で黙々と作業をする時間が多いのが特徴です。複雑なタイピング技術が必要なので、事務職から転向する際は、タイピングができることが強みになる仕事です。エンジニアにも種類があるので、活躍する分野を選べるのも魅力です。

webデザイナー

Webデザイナーは、事務職のスキルを応用してできる仕事のひとつであり、1人でできる仕事でもあります。自宅で作業をすることもできるので、働く場所を選ばず仕事を始められるという手軽さもおすすめです。

まとめ

事務職に向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。事務職に向いている人は、臨機応変な対応ができる、パソコンスキルを持っている、気配りができるという特徴があります。効率よく仕事をこなすためには必要なスキルばかりです。反対に、向いていない人の特徴は、仕事には動きが欲しい人、大きな成果を期待する人、1人で仕事がしたい人があります。向いていない人のなかに当てはまる場合は、別の職業と比べてみると良いでしょう。接客業やエンジニアや、webデザイナーなど、強みやこれまでのスキルを生かしてできる仕事が見つかります。

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