同時に複数応募はあり?派遣の応募ルールとは

公開日:2024/09/15

複数応募

派遣の仕事を探す際に、同時に複数応募してもよいのか迷われる方も多いことでしょう。じつは同時に複数の企業に応募することは一般的です。しかし、その応募方法には注意が必要です。本記事では、スムーズに仕事を見つけるためのコツ、派遣の応募ルールやマナーについてくわしく解説します。

同時に複数応募してもOK!

「複数の求人に応募して、なるべくよい仕事を比較検討したい!」と考えるのはごく自然なことです。新しいお仕事探しを始めるときは、せっかくなら自分にあった最適な職場を見つけたいですよね。

直接雇用の仕事と同様に、派遣の仕事も応募したからといって必ずしも就職できるとは限りません。そのため、効率的かつ確実に仕事を見つけるために、同時に複数の求人に応募することは一般的です。

派遣会社側から見ても、応募者が複数応募していることは珍しいことではないので、とくに心配する必要はないでしょう。むしろ、複数の派遣会社に登録・応募することで、就業の可能性が高まります。

また、複数の派遣会社に登録するのも問題ありません。業種や職種、エリアなど、派遣会社によって取り扱う求人案件も得意とする分野も異なります。

そのため、ひとつの派遣会社だけで仕事探しをするより、複数の派遣会社に登録したほうが、より自分にあった求人を効率的に見つけやすくなるでしょう

ただし、複数の派遣会社に登録する際にはいくつかの注意点もあります。まず、一度に多くの派遣会社に登録すると管理が大変になります。

それを防ぐには、自分が本当に興味のある求人を取り扱っている派遣会社に絞るとよいでしょう。また、同じ求人に複数の派遣会社から応募してしまうと混乱を招く可能性があるため、その点には注意が必要です。

複数応募をスムーズに進めるコツは?

希望する求人に複数応募しても問題ありませんが、スムーズに進めるにはコツがあります。ここでは、複数応募をスムーズに進めるためのコツをお伝えします。

複数応募・登録していることは事前に伝える

まず重要なのは、同時に複数の派遣会社に応募・登録していることをあらかじめ各派遣会社に伝えることです。タイミングとしては、登録に出向いて担当者と話す時が最適です。

たとえその時点でほかの応募・選考が進んでいなくても、後々ほかの仕事や派遣会社に応募・登録する可能性がある場合は「まだ動いていないがほかにも応募・登録したいと思っている」と正直に伝えておきましょう。

このように、積極的に就業活動をしていることを担当者に理解してもらえれば、万が一断る必要が生じても、理由を伝えやすくなります。

スケジュール管理を徹底しよう

派遣の仕事に応募した後は、登録、希望条件・スキル確認から仕事紹介へと段階を踏んでいきますが、この間に連絡が途切れたり、約束を忘れてしまうと、派遣会社側に不安を与えてしまいます

応募・登録件数は自分で把握・管理できる範囲にとどめ、やり取りもこまめに行いましょう。とくに、期限の設定と確認が重要です。

相手が締め切りを設定した場合は問題ありませんが、そうでなければいつまでに連絡すればよいか、いつごろまでに連絡をもらえそうかなど、自分から確認しましょう。期限が明確になるとお互いの返事待ちのストレスを減らし、スムーズにスケジュール管理がしやすくなります。

一度仕事を受けたら断らない

最後に、仕事を受けた後で断ることがないように注意しましょう。複数応募をすると、就業を決めた後に好条件の仕事に出会ってしまい、断りたくなることもありますが、これはなるべく控えるべきです

契約前であれば断ることに違反やペナルティはありませんが、派遣会社が自信を持って紹介してくれていることを考えると、マナーとして好ましくありません。派遣の場合、今後もその派遣会社に仕事を紹介してもらう可能性があるため、信頼を損なわないように心がけましょう。

断るときは正直に伝えよう

お仕事を断る必要が出たとき、どう伝えるかは多くの人にとって悩みどころです。とくに、複数の求人に応募している場合、もっとも志望度の高い仕事よりも先にほかの仕事の紹介が進むケースがよくあります。

このような場合、失礼のないように辞退理由を伝えるのは難しく、つい「ほかに何か理由をつけてごまかせないか」と考えてしまうことも少なくありません。しかし、ここで重要なのは簡潔かつ正直に話すこと、そして迅速に連絡することです

できるだけ早く相手に伝えることで、相手も次の対応をスムーズに進められます。「ご紹介をいただきありがとうございます」と感謝の意を述べつつ「ほかで紹介されている仕事で話が進んでいるため、今回は辞退させてください」と率直に伝えることが大切です。

派遣会社や求人担当者は多くの求職者と接しています。そのため、家庭の事情や通勤が大変そうだからとごまかすために理由をつけても、不自然さや違和感を感じ取られてしまう可能性が高いものです。

その違和感が今後の信頼を損ねる要因にもなり得ます。あとでほかの仕事を受け入れたことがわかれば、言い訳に過ぎないと見なされかねません

詳細な理由を説明する必要はありませんが、嘘をつくことなく率直に現状を伝えることが信頼関係を築くうえで重要です。お断りの連絡の最後は「お忙しい中ご対応いただきありがとうございました」といった感謝の言葉を添えることで、相手も納得しやすくなります。

まとめ

複数の求人に応募したり、派遣会社に登録することで、よりよい仕事を見つける確率が上がります。きちんとスケジュール管理をすること、そして複数応募をしていることを先方に伝えることで複数応募をスムーズに進めることができます。派遣会社との良好な関係を築きながら、自分に最適な仕事を見つけられるでしょう。また、お仕事を断る際には正直に伝えることが大切です。「またご縁がありましたらよろしくお願いいたします」といった言葉を添えることで、将来的な関係を大切にする姿勢を示せます。皆さんが自分にぴったりな仕事に出会えるよう、応援しています!

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