派遣社員・派遣スタッフとして働くメリットとデメリット

公開日:2025/08/15

派遣スタッフのメリット・デメリット近年では働き方の多様化が進み、自分から派遣という労働スタイルを選ぶ人も増えつつあります。しかし、派遣社員・スタッフとして働くうえでのメリットとデメリットを正しく把握していないと、キャリアプランに大きな影響が出るかもしれません。本記事ではそれらについて深掘りして解説するので、参考にしてみてください。

派遣スタッフと正社員の違い

派遣スタッフと正社員の働き方には大きな違いがあります。最も大きな違いは「雇用主」です。派遣スタッフは派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働きます。一方、正社員は就業先企業と直接雇用契約を結び、企業に所属して働きます。

この違いにより、休暇の管理や社会保険の手続きも派遣スタッフは派遣会社が行い、正社員は就業先企業が対応します。また、働き方の柔軟性も異なります。正社員は基本的にフルタイム勤務が多いのに対し、派遣スタッフは「週3日午前のみ」や「夕方まで勤務」など、自分のライフスタイルに合わせて勤務日数や時間を選びやすい点が特徴です。

加えて、雇用期間にも違いがあり、派遣スタッフは基本的に有期雇用(例:3ヶ月や6ヶ月など)で、契約更新を重ねながら働く形式が一般的です。ただし、同じ職場で働けるのは最長3年までという「派遣3年ルール」があり、それを超える場合は別の派遣先を紹介されることになります。対して正社員は無期雇用で、定年まで安定して働けるのが特徴です。福利厚生に関しては、かつては正社員と派遣スタッフで差がありましたが、2020年4月に「同一労働同一賃金」が導入され、派遣スタッフにも交通費支給や福利厚生施設の利用が認められるようになりました

ただし、交通費の上限や支給方法は派遣会社ごとに異なるため、個別に確認が必要です。さらに、契約社員やパートとの違いもあります。契約社員やパートは正社員と同様に就業先企業に直接雇用されるため、派遣スタッフとは雇用形態が異なります。給与面では、契約社員は月給制が多く、派遣スタッフやパートは時給制が基本です。また、長期休暇時の給与にも差が出やすく、派遣やパートは休めばその分収入が減少する傾向にあります。

派遣スタッフは仕事探しの際にも、派遣会社から希望に合った仕事を紹介してもらえるというサポートを受けられるのも魅力の一つです。正社員ほどの安定性はないものの、柔軟な働き方やサポート体制を重視する人にとっては、派遣という選択肢にも大きなメリットがあります。

派遣スタッフとして働くメリット

派遣スタッフとして働くメリットは多岐にわたります。

柔軟な働き方が可能

まず、勤務地や勤務日数、勤務時間、仕事内容などを柔軟に選べるため、自分のライフスタイルに合った働き方が可能です。残業や休日出勤が少ないことから、家事・育児・学業との両立もしやすく、プライベートの充実を図ることができます。

有名企業・人気業界でキャリアを積める

また、派遣という形であれば、正社員では入りにくい有名企業や人気業界で働くチャンスもあり、幅広い業界・職種で経験を積むことができます。

比較的給与を稼ぎやすい

さらに、派遣スタッフはパートよりも時給が高めに設定されており、スキルや経験を評価された即戦力として短時間でも効率よく収入を得られるのが魅力です。場合によっては正社員よりも月収・年収が高くなるケースもあり、とくにフルタイムで働く派遣スタッフにとっては収入面でも大きなメリットがあります。

派遣会社のサポートを受けられる

加えて、派遣会社による手厚いサポート体制も特徴で、仕事探しや就業中の相談対応、さらには無料の研修制度など、キャリアアップの支援を受けることができます。派遣は自由度とサポート体制の両立が図れる働き方と言えるでしょう。

派遣スタッフとして働くデメリット

派遣スタッフとして働く際には、いくつかのデメリットも存在します。

雇用が不安定

まず、派遣は契約期間があらかじめ定められている「有期雇用」であるため、雇用が不安定になりがちです。3ヶ月や6ヶ月ごとの契約更新が前提となるため、更新がなされなければ同じ職場で働き続けることはできません。また、派遣法の規定により、同じ企業・同じ部署での勤務は最長3年までとされており、それ以上の継続就業は原則できません。長期的な勤務を希望する場合は、最初から「紹介予定派遣」という、一定期間派遣として働いた後に直接雇用へ切り替える前提の制度を利用する選択肢もあります。ただし、この形式では事前に面接を受けるなど、通常の派遣とは異なる手続きが必要です。

業務内容が限定されやすい

さらに、派遣スタッフはあくまで指示に従って業務を遂行する立場です。そのため、責任あるポジションや裁量の大きい業務を任されることは少なく、業務内容が限定的になりやすいです。このような状況に、物足りなさを感じる人もいるでしょう。派遣という働き方は柔軟性がある反面、安定性やキャリア形成の面での課題も持ち合わせています。

まとめ

派遣スタッフとしての働き方は、柔軟な勤務条件や高めの時給、幅広い業界での経験機会、そして派遣会社による手厚いサポートなど、多くのメリットがあります。自分のライフスタイルやキャリアの方向性に合わせた働き方を実現しやすい点は、現代の多様な働き方ニーズに合った魅力的な選択肢といえるでしょう。ただし、契約期間の制限や雇用の不安定さ、業務内容の限定といったデメリットもあるため、自身の希望や将来像を踏まえたうえで派遣という働き方を選ぶことが大切です。

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